次の支店に異動する頃には、後輩から質問される立場になっていました。聞かれたことにはできるだけ正確に答えたいと思い、銀行業務検定やファイナンシャルプランナーの資格に挑戦しました。また、預金業務だけでなく、融資についての知識も身につけたいと宅建の資格も取得しました。 4店舗目の支店では、預金係長に昇進しました。それまでは周囲の後輩をサポートするだけで良かったのですが、店舗全体でどういった目標を立てるかを考える立場になり、難しさを感じる一方、面白さも増えました。数字の目標はもちろんですが、「もっとお客様に喜んでいただけるような提案をしていきたい」と年度の計画を立てて実行していくので、一年があっという間に過ぎていきました。 目標を達成していくためには、職場のチームワークが欠かせないと思っています。若手が相談しやすい環境ができていれば、何かトラブルが起こる前に対処ができます。特に新人時代は些細なことで落ち込んでしまうので、そういった時もフォローできるように日頃から気を配っています。私も新人時代には、先輩や上司からたくさん助けていただいたので、今は私がその職場風土を受け継いでいきたいです。 遠方のお客様から「いつもお手紙をくれるから来たよ」とご来店いただけた時などはチーム全体で喜び合いました。信用組合は一度、お客様と信頼関係を築くと、長くお付き合いいただけるという温かさがあります。自分自身が成長していくごとにお客様や地域の力になれることが実感できるので、それが一番のやりがいです。職場の仲間やお客様との関係を大切にしながら、チームワーク良く仕事をしていけたらと思います。 私たちの支店は小規模店舗でしたので、永廣さんにはテラーをしながら預金係も担当してもらっていました。永廣さんは、目標に対する意識がとても高く、普段から工夫して顧客管理を行い、キャンペーンになれば率先してDMを送付するなど、地道な努力を惜しまない人材です。また、勉強熱心で合格率の低い宅建にも合格するなど、当組合でトップの資格を保有しています。今後も、そのスキルと人柄を活かして、 コミュニティバンクらしい親しみやすさを追求してほしいと思います。預金係長に昇進し、チームをまとめる面白さを実感Member’s Voice支店長 長安 洋之5年目に都市部の支店に異動になり、新鮮な気分で窓口に。通勤圏内なので自宅から通え、その点でも安心でした。初めての異動都市部の支店へ次第に支店のテラーをまとめ、育成する立場に。先輩から教えていただいたことを、後輩に教える立場になりました。3店舗目では新人の育成を担当働き方改革の一環として定時退社を推進。係長の私自身が声を掛け、みんなで一斉に退勤するようにしています。4店舗目で預金係長に昇進2009年2012年2018年12
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